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晋山式


 秋季弘法忌は地元では「秋のお弘法さん」とも呼ばれ親しまれています。
毎年、8月20日の万燈会、翌21日には大般若祈祷、大祭と花火大会が催されます。




 修禅寺の「万燈会」はこれにならい、平成5年から前住職田中徳潤老師が修したもので、春秋の弘法忌大祭の逮夜、つまり前夜祭として4月と8月の20日夜に行われます。

万燈会(8月20日)

 晩年の空海は真言密教の理念をこの世に留めるため、高野山金剛峯寺にて「万燈万華会」を修しました。天長9年(832)8月、59歳の時でした。この時の炎は高野山灯籠堂に「消えずの火」として残り、永遠に人々の心に生き続ける空海の命の象徴とされています。今も8月13日の「万燈供養会」には十万本の燈火が高野山奥の院参道に並びます。

秋季は春とは逆のコースで修禅寺本堂から虎渓橋を渡ってとっこの湯公園に祀られた稚児大師像前まで。ロウソクを持ち僧侶に続いて参列者が厳かに歩きます。行列への参加は自由で壇信徒に浴衣姿の宿泊客も加わり、温泉場らしい雰囲気を醸し出します。電灯が消され、沢山のロウソクだけが光り輝く厳粛な堂内で、お大師様の前に静かに身を置けば、言葉や文字では言い表せない密教世界の深遠さを感じられることと思います。


 大般若祈祷(8月21日)

 元旦午前零時からの修正会に始まって、4月と8月の21日弘法忌報恩会、11月の桂谷八十八カ所巡拝の満願日など、修禅寺では年間に何回かの大祈祷が修されます。
 祈祷には唐の玄奘三蔵が漢訳した「大般若経」が転読され、「観音経」や真言が唱えられます。玄奘は孫悟空、猪八戒、沙悟浄の魔人を弟子に、天竺まで教典を取りに行くという空想冒険物語「西遊記」のモデルとして名高い僧です。正式には「大般若波羅蜜多経」と称され、大乗仏教の根底を説く諸経の集大成といわれる全六百巻の経本が、何人もの僧侶により経文の題目や一部が唱えられながら、パラパラと振られて転読されるさまは圧巻。その内容を圧縮し、精神のエッセンスをわずか262字にしたのが、多くの宗派でしばしば読まれる「般若心経」です。
 大祈祷では、本尊大日如来の加持力と弘法大師空海の力をいただいて福利が祈られ、僧侶たちの振る経本の風にあたると無病息災といわれています。

 秋季弘法忌大祭(8月21日)

 娯楽の少なかった昔は「お弘法さんの祭」といえば、地元のみならず周辺の村人たちにも待ち遠しい大祭でした。境内には見せ物小屋が建ち、参道をはじめ独鈷の湯前からバスの温泉駅までの通りを露天がうめつくし、ニッキ水、しんこ細工などが売られ、夜になると青白い火を灯すカーバイドの匂いがたちこめ、そこは修禅寺へ向かう人並みで溢れていたものです。
 湯ヶ島で幼年期を過ごした作家の井上靖も、その作品『幼き日のこと』で外国のバザールの賑わいを見た時「弘法さんの祭」へ行った小学時代を思い浮かべたと書いています。 各地で様々な夏祭りが開催されるようになった今でも、毎年8月21日夜は修善寺温泉街は歩行者天国となって、露天に花火にと伊豆でも一番伝統ある夏祭として賑わい続けています。

 弘法大師奉納花火大会(8月21日)


 今では各地で花火大会が盛んに開催されますが、昔は花火を打ち上げるほどの大祭は、伊豆でも三嶋大社と弘法さんの夏祭りだけでした。
 「秋季弘法大師大祭」の8月21日夜の花火大会は、打ち上げ場所の温泉街南側の鹿山山腹まで急な山道を消防団員が筒や玉を運び上げていました。昭和20年代には独鈷の湯下流側にあった堰堤で仕掛け花火が点火され、修禅寺提供の花火が北側の裏山からも打ち上げられて二晩続きの年もありました。現在では打ち上げ場所は修禅寺本堂の裏山に変更され、温泉街から見ると修禅寺の山門や本堂の背景に花火があがります。
 山腹からの打ち上げ花火は珍しく、花火の音が谷間に響いて迫力を増します。クライマックスには特大スターマインの競演、桂川の流れにそって仕掛けたナイアガラもすぐ間近で見ることが出来ます。伝統の奉納花火は温泉街に夏の終わりを告げ、修善寺は秋を迎えます。
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