伊豆 曹洞宗福地山 修禅寺
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頼家の仮面


 岡本綺堂が新歌舞伎の傑作「修禅寺物語」を書くきっかけとなった面ですが、詳細は不明のまま寺宝として伝わっています。

 綺堂は修善寺温泉に滞在中、宿の主人と語り合っているうちにこの面のことが話題になり、この地で暗殺された源頼家の史実などをヒントに戯曲に仕立てて、翌年三月に発表しました。

 明治座での初演初日の朝に綺堂は次の文章を書いています。
(抜粋)
 『頼家の仮面といふのは、余ほど古びていて、判然とは判りませんが、矢はり昔の舞楽の面でせう。之を頼家の仮面と称するのは、恐らく頼家所蔵の面といふ意味であらうと察せられます。同じ仮面でも、これが頼朝の仮面では左のみの感じも起こりませんが、頼家のやうな悲劇中の人物、其人の形見かと思ふと一種悲哀の感が湧いて、悲劇の仮面を着けていたといふギリシャの神などが連想されます。で、其の仮面をつくづく見ていると、何だか頼家の暗い運命が其の面に刻み込まれて居る様に思われる。』

 火災を恐れて寺の倉庫にしまわれていたこの面を容易に取り出すことができないからと、一度は拝観を断られたことなどが綺堂の随筆から知ることができます。
頼家の仮面


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