伊豆 曹洞宗福地山 修禅寺
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木製象香炉


木製象香炉
 密教系の寺院で重要な秘儀の一つに頭に法水をそそぐ灌頂会というものがあります。正しく修行を積んだ僧に位を継承する伝法灌頂、弟子に授ける弟子灌頂、一般信者に授ける結縁灌頂などの密教の奥義を伝授する灌頂壇への入堂にあたって、身体や法衣に薫香を付けるために象炉が用いられたそうです。
 修禅寺を開基した空海は、中国で師の恵果和尚からインド伝来の正統な密教を受け継ぐ時、灌頂壇で目隠しされ、多くの仏が描かれた曼荼羅の上にしきみの花を落とすよう命じられました。その花は最高の仏である大日如来の上に落ち、恵果和尚から「遍照金剛」という称号を与えられました。遍照とはあまねく照大日如来を意味し、修禅寺の本尊でもあります。金剛は堅い悟りの心を意味しています。
 インドでは富と繁栄の神とされる象は、仏教では釈迦が母胎に入る時に白い象の姿をしていたという伝説もあり神聖視されています。「華厳経」には八部衆の臭気が香象に薫ぜられて止んだともあり、また灌頂を受ける者は、象に乗った普賢菩薩の身と心をもっているとされています。
 修禅寺に伝わるこの古い木製象炉は、表面の白や朱の彩色が剥げて木地が表れ、高さ23cm、長さ36cm。
寺伝には「弘法大師宋より将来の…」とありますが、1200年前から400数十年間の真言宗時代に修禅寺で実際に使われたものだと思われます。
(参考/法輪堂ホームページ)


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