伊豆 曹洞宗福地山 修禅寺
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青磁鎬花器


青磁鎬花器
 中国で生まれ、朝鮮半島を経由して日本にも伝わった青磁は、花器や香合、煎茶の道具などなじみがあります。しかし、もとは祭器として作られており800年ほど前の宋時代の皇帝が、青にこだわった窯を作らせて最盛期を迎えました。
 植物の灰から作った灰釉を2~3mm程度に厚がけして、1200度以上で焼くと素地と釉薬に含まれた鉄分が、還元されて青みがかった色になり、これを錆びないようにガラス質の中に閉じこめたのが青磁です。しかし実際には還元の状態が不安定で、青、緑、黄、茶など発色が大きく変化します。また釉薬も厚がけのため欠陥品が多く、歩留まりが悪くて高価なものとなるものの、その厚みに美しい貫入が多くはいり、光の加減で微妙に変化する色とともに景色(=見どころ)ともなります。
 茶人や大名に好まれた青磁ですが、各地の寺院でも大事にされてきました。寺伝によるとこの青磁は弘法大師ゆかりの大香炉となっていますが、香炉ならば熱を逃すため三つ足になっているはずなので、花器を香炉や瓶に応用したものだろうと思われます。表面は鎬が美しい曲線を描いており、黒っぽく見える縁は後年になって金ものがまかれています。高さ23cm、直径30cm。後世に伝えたい美しい寺宝のひとつです。


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